だいじょうぶかぁ?
※カドカワ 平成30年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)より転載
気になるのはやはりWebサービスの営業利益赤字化。
ただでさえ売上が落ちているのに、懲りずに超会議をつづけるからこうなるのでは?
Youtuberが盛り上げたイベントで、ニコニコの会員が増えるとでも思っているのでしょうかねぇ・・・
どうせ今年の夏も目ざわりなホラーリンクを掲載するのでしょう。打つ手がないのは分かりますが、マイナスとしかならない要素はさっさと切り捨てるのが得策かと。
openrecが自滅して沈んでくれはしたものの、Youtubeのサービスがどんどん良くなっています。電子書籍はKindleが圧倒的に便利ですし、もう国内のwebサービスはどうしようもないところまで来ているのかも。
しかもこの期におよんでバーチャルyoutuber事業に力をいれるそうです。
プライドをすてた作戦ですが、素人目にみてもバーチャルyoutuberは2月ほど前の盛り上がりが消えている印象。バーチャルyoutuber自体が苦手なジャンルなのでほとんど理解していませんが、メインコンテンツが実況である以上マンネリは避けられないように感じます。
映像・ゲーム事業
売上475億の営業利益28億。その他事業を除くと唯一売上プラスの分野。利益自体は減益で、現在の稼ぎ頭である出版事業の半分程度ですが、「君の名は。」が無い状態では頑張ったほうかと。
売上に大きく貢献しているのは映像作品ということですが、映像作品はどうあがいても宣伝第一。利益を大きく伸ばすには少し弱いジャンルです。Fateの映画が終わる前に、何かしら強い作品を出せー
ゲーム事業は天花百剣、ゆゆゆい、ダクソⅢが好調維持で増収増益。ダクソに関してはおそらくswitchでシリーズを発売するのでしょう。switchのメイン層にうけるかはともかく、名作なのは間違いないので今後も頑張ってくれるでしょう。(ところで、switchは移植作品の温床になってしまったの?)
アプリはどちらも、目玉ガチャを実装したタイミングでまずまずのセルランとなっています。ゆゆゆいに関してはセールがアプリとブラウザ版で別々なので、目に見える順位よりは収益がありそう。
そして・・・
この事業で注目したいのは来期の予想。予想通りにいくのであれば、映像・ゲーム事業が最大の稼ぎ頭になります。
もちろんwebサービスを増収増益で考えるような予想が予想通りにいくとは思いませんが、少なくともこの事業に力をいれて成長させようという方針が垣間見えます。
まあ漫画村が消えたとはいえ、出版業界で頑張るには手持ちが弱すぎます。
一度大きく当てている映像事業に期待しているのでしょう。
まとめ
とにもかくにも今後はニコニコやバーチャルyoutuberへの傾倒に注目。無駄なサービス・イベントを残したまま、これらに力を入れているようであれば、来期も減収減益。
カドカワIPの映像・ゲーム事業の頑張りがプラス収支に関係してきそうです。