MWCも終え、海外では最新端末の販売が始まりました。
ということで、2018年に購入したいスマホ(ゲーマー視点)のポイントまとめです。
※技適を取得する可能性が高い端末に限ります。
OSで選ぶ
OSで選ぶといっても、選択肢は【iOS】と【Android】の2つしかありません。
iPhoneを選ぶと自動的にiOS、その他のスマホを選択するとAndroidベースのOSとなります。
iOSの特徴
- 国産アプリのほとんどがiOS向けに最適化されている。
- 常に最新OSを使用できる。
- 一部アプリがプレイ不可。
Androidの特徴
- ほぼ全てのアプリを遊べる。
- 一部Vulkan対応アプリはiOS以上の快適さでプレイ可能。
- 機種によってはアプリ側の不具合対応が遅くなるケース有。
ゲームアプリを快適にプレイしたいのであれば、iOSが大安定です。大抵のメーカーはiOSでプレイされることを前提に開発を行うため、ほとんどの人気アプリを快適に遊ぶことが出来ます。(※中国産のアプリでは稀に最適化されていないケースも)ただし、一部アプリ(例:艦これ、プレイ可能ではあるがかなり厳しい)は遊ぶことが出来ません。これはAppleの審査がGoogleの審査よりも厳しいのが理由。(その代わり、悪意のあるアプリも少ない。)
対してAndroidであればほぼすべてのアプリを遊ぶことが出来ます。安全性は大きく低下しますが、ストアを介さないインストールも可能。ただし、ベースとなるOSがメーカー毎にカスタマイズされているため、最新OS配信直後などは、アプリを遊べないこともしばしば。(Zenfone3にてFGOやマギレコを遊べない時期がありました。)
現状、Vulkan対応アプリは非常に少なく、今後増加するかどうかは怪しいため、快適なプレイ環境という面ではiOSに軍配があがります。
SoCで選ぶ
快適なプレイ環境を望むのであればハイエンド一択。iPhoneの場合は機種によって自動的に決定されますが、Androidはメーカーや構成によって大きく異なります。
A11 bionic
iPhone8/8+/Xに搭載されたSoC。タブレットを除くと、最高の性能をもったSoCとなります。特筆すべきは圧倒的な3D性能。高い処理能力により、どんなアプリでも高fpsでプレイ可能です。iPhoneがゲームに向いているといわれる所以は、高いグラフィック性能をもつSoCの存在が大きいですね。
※iPhoneXR/XSシリーズに搭載されたA12bionicはこれをさらに上回る性能。ぶっちゃけ高性能すぎて宝の持ち腐れ感が強い。
Snapdragon845
昨年末に発表されたAndroid向け最新SoC。搭載機種のベンチマークは最新のiPhoneに迫ります。ただし3D性能では一歩劣る感じ。
また、発熱問題も心配。Snapdragon810では発熱のあまり、本来の性能をほとんど引き出せずに終わるという悲惨な結末を迎えました。最近の820や835では深刻な発熱問題がなかったので、今回も大丈夫かと思いますが、念のため人柱の情報を待ちましょう。
Exynos9810
一部サムスンの端末で採用されるSoC。カタログ性能はSnapdragon845と同等。過去のExynosシリーズも同時期のSnapdragonと大差ない性能でした。
国内で発売されるGalaxyシリーズはnoteを除くと、たいていの場合Exynosが搭載されています。ベンチマーク的にはそれほど不満のある性能ではないのですが、一部アプリとの相性が悪いケースがあります。
王道であるSnapdragonと比較すると、若干の懸念が・・・
kirin970
Huaweiの端末に搭載されているSoC。ベンチマーク上は非常に高性能ではあるのですが、いかんせん3D処理に非常に弱いのが欠点。搭載されているAIとやらも、グラフィック処理には関係しなさそうなので、ゲーマー向けとは言えない性能です。
より快適であることを望むのであればA11 bionicが最適です。しかし、正直なところA11 bionicとsnapdragon845で明確な差が発生するとは思えません。この性能差でSnapdragonを敬遠するようなことは必要ないでしょう。
また、どのSoCにもある程度の発熱問題は付きまといます。基本的に端末サイズが大きくなると冷却機能も強くなる傾向にあるため、発熱によるパフォーマンス低下を気にするのであれば大きめの端末を選択しましょう。
デザインで選ぶ
MWCを経て、スマホのデザインは3種類に分類されることに。
プレーン
※Apple公式HPより転載
最近の流行りはベゼルレスですが、それでも一定の人気があるプレーンタイプ。物理ボタンが採用され、ディスプレイへの異物が存在しないため、基本動作において非常に安定。
ノッチ
※Apple公式HPより転載
iPhoneXに搭載されたことで、最新Android端末の多くがノッチを搭載することに。でっぱりがディスプレイに被るためプレイの支障となる可能性があります。
ただし、iOS版アプリに限定すると、ノッチへの対応が義務化されているので、近いうちにほとんどのアプリがノッチに対応するでしょう。
また、ホームインジケーターが表示されるのでアプリによっては不便となる可能性有。
ex)FGOの場合ホームインジケーターは常にアクティブなので額縁表示。アズレンでは非アクティブ化されているため、ワンステップ挟む必要有。
※画面が縦長になりやすいことが弊害となる可能性有。目的のアプリにて横幅が重要となるかを考慮して選択しましょう。
エッジスクリーン
※サムスン公式HPより転載
Galaxyシリーズ特有のディスプレイ。画面を大きくみせるための技術であり、手に持ったときのフィット感が良くなります。
が、ゲームプレイにおいては思わぬ支障に。横画面でプレイするアプリでは問題ありませんが、縦画面でプレイする際は左右の誤タッチが誘発されます。
ノッチ同様にディスプレイが縦長であることにも注意。
エッジスクリーンも特別悪いというわけではありませんが、少しでも懸念するのであれば、プレーンかノッチを選択しましょう。
補助アプリで選ぶ
Android限定になりますが、メーカー独自の補助アプリが搭載されています。XperiaやZenfoneにあるアプリではメモリ解放、生放送向け画面録画機能が搭載されています。
その中でも特別優秀なアプリはGame tools。(最新端末にも対応しているかは不明)
Galaxyシリーズ専用のアプリで、前述の機能は当然のこと、
- fps固定
- ゲーム内音声のみ録画
が可能となります。特にゲーム内音声のみでの録画が貴重で、他端末では専用のキャプチャーボードを購入してパソコンで録画しなければなりません。それを端末内で完結できる非常に優れたアプリ。動画投稿するにはもってこいの機能となります。
iOSも同機能の録画は可能ですが、動画のクオリティが低い?
あくまで体感ですが、androidの画面録画はヌルヌルです。
※zenfone5以降に搭載されるgamegeneも録画に関してはgame toolsと同等の性能に。fps固定等については不明ですが、かなり優秀な進化を遂げたといって良いでしょう。
ストレージで選ぶ
ついにリリースされたPUBGモバイル。その容量は1.2Gにもなり大容量。昨今のハイエンド端末の容量は128Gが標準です。一部256G搭載の端末も存在しますが、よほどのことが無い限り128Gで十分。
参考までに、OS+写真沢山+ゲームアプリ沢山+電子書籍100冊以上でも容量は50Gにもなりません。
ex)PUBGモバイルのプレイに関して
snapdragon821の端末では標準が選択されます。
操作は多少カクつくこともありますが概ね快適。ただし視点変更で若干のラグがあります。プレイヤーなしの状態でも描画に1テンポ必要。
これを考慮するならOSはsnapdragon835以上が最低条件でしょう。
ただし、2世代前のSoCでここまで遊べるということは、やはり荒野行動・アズレンと同様の海外製アプリ群と考えて良さそうです。日本のようにiOSのみ最適化なんてことはなく、Android準拠でも開発を行っているとみるのが妥当。(アズレンの場合はandoroidの方が快適)
PUBGを重視するなら、端末スペック次第ではiOSよりandroidの方が安定するかも?
そういった意味ではリフレッシュレートの高いゲーミングスマホ(笑)razer phoneも選択肢か・・・?
まとめ
以上より、2018年に購入したいゲーマー向けスマホは・・・
iPhone8 Plus / iPhone Xs MAX
全ての機能において高水準で安定しています。この端末であれば、ゲームプレイに不満が生じることは考えられません。
また、Appleの最新機種は年末に発表されるのが常のため、今後は値下がりしていくことになるでしょう。
androidで遊びたい場合は・・・
zenfone5z、galaxy s9+が最適。
galaxyに関してはnoteの発売を控えていますが、例年のスペックと照らし合わせてもs9+を超えることは考えにくいかと。
zenシリーズにはRogPhoneという名のゲーミングスマホが発売されています。メーカー側でクロックアップするという荒業での性能アップ。専用の冷却装置を外付けするため、発熱がすごいのでしょう。アクセサリが充実しているのでゲーム一筋利用で予算が十分なら一考。