【崩壊3rd】神州折剣録のいろいろ

はい

 

 

神州折剣録のいろいろ

お寿司ちゃんが実装されて、第一部も終わりそうなのに一考に更新されない神州折剣録

この更新されないというのは日本版の怠慢でもなんでもなく、そもそも中国版も全然更新されていない

 

第三折は日本版お寿司ママの節と同じ

 

ただし最後にある3つのミニ劇場は中国版独自のもの

完全にタイミング逃してるし一・二折完結記念なんかは掲載される気配がないので以下はその翻訳

バッドエンドではないけれど…厄介型月信者ミホヨによるタイガー道場みたいなものと思ってください

※上記リンクからちびキャラの演出と合わせて読んでください。

 

神州折剣録連載記念

※彼岸実装直前のおまけ劇場※

~神州折剣録予告劇場~開幕!

🍣「こ、ここは何処なの…?」

🍣「…」

🍣「ああ^~」

羅刹「…驚いた…」

🍣「驚いたのは明らかにアタシのほうだよね!」

🍣「ああ、いや何でもない。アタシは落ち着ている。うん。」

🍣「ねえねえ、羅刹人、アタシたちはなんでこんなところに居るの?」

羅刹「待望の神州折剣録が正式リリースされようとしているからだろう」

羅刹「あまりにも長いあいだ人気が氷点下だったアヒル(たぶん天命最強のネットスラング)やらの名誉挽回のため、琥珀が君と僕によるプロモーションを手配したんだ。」

🍣「アヒル?人気?…羅刹人、またワケのわからないことを…。で、その神州折剣録って何?」

羅刹「ああ、それは──」

~第一問~:神州折剣録って?

🍣「今なんか暗くならなかった?」

羅刹「慣れたまえ。神州折剣録ではこの手のことが小節毎に少なくとも1回は必ずある」

🍣「…じゃあ…『神州折剣録』ってのは何?」

羅刹「神州折剣録はビジュアルノベルの1つで、ときは西暦15世紀末、精衛仙人と太虚七剣の愛憎うずまく物語だ。」

🍣「削除線ヤメテ…」

羅刹「素裳、抹消された言葉は零れた水のようなものだ、取り戻せないものに思いをはせても何の価値もない」

🍣「『覆水盆に返らず』って言いたいんだろうけど、使い方間違ってない…?」

🍣「それはそうと、太虚七剣の物語ってことはもしかしてアタシの母様や師匠も登場するの?」

羅刹「もちろんだ。これは素裳の物語でもあるからな。」

🍣「ふ~ん、ん?え!?アタシ!?」

羅刹「君だけというわけではないが、君はこの物語の主人公の一人なんだ。」

🍣「見たい!羅刹人、アタシにもそれを見せてくれない?」

羅刹「では次の問題!」

🍣「おい」

~第二問~:神州折剣録のリリース時期はいつ?

羅刹「(気のせいだろうか?殺気を感じる…)」

🍣「…肝が据わっているようだね、羅刹人~」

🍣「乙女がお願いしてるのに、どうして聞こえてないフリをするのかな~」

羅刹「え、あ~僕は問題を考えていたので…」

羅刹「では…神州折剣録がいつリリースするのか!…についての問題だ。」

🍣「あ、アタシも知りたい!」

🍣「で、いつ見ることが出来るの?」

羅刹「関係者によると──『まだ少し工程が残っているけれど来月にはお見せ出来ます』とのことだ。」

🍣「来月が待ち遠しいね」

羅刹「そうだね、作者にはもっと頑張ってもらいたいところだ」

🍣「羅刹人…あんたにそれを言う資格があるとは思えないけど…」

🍣「アタシたちが出会ってからずっと目を開けて寝ているかのごとく何もせず突っ立ってるだけで…修行の話はしないし、道を歩いているところすら見た事ないんだけど。」

🍣「あんたからは『努力』の二文字が感じられない…なんだか腹がたってきた」

羅刹「わかった、訂正させておくれ」

羅刹「彼らが頑張ってくれることを望んでいるよ!」

🍣「うん、がんばれ!」

~第三問~:神州折剣録は何処で見れるのか?

🍣「この…『ビジュアルノベル』、は漠北でも読む方法があるの?」

🍣「私の知る語り部はいくつかの古い対句を何度も何度も語りなおしていたよ。前回初めて『聖火玉蓮台』について語っていたのが、もう1年も前のことになるんだけど…」

羅刹「もちろん可能だ、ビジュアルノベルは『崩壊3rd』ゲーム内や公式サイトにポータルがあって、誰でも自由に好きなように閲覧できるようになっている。」

羅刹「本作は技術的なアップグレードのためデバイスやブラウザのバージョンに特定の要件を満たしている必要があるが…崩壊3rdを動かせるデバイスなら何ら問題ないはずだ」

羅刹「ちなみに、現在公開されているビジュアルノベル『ネゲントロピー』と『デュランダル』もいつでも閲覧可能だ」

🍣「閲…覧…」

🍣「ねえ羅刹人、アタシ字が多すぎるのは苦手なんだけど…小説が発刊されたらアタシに読んで聞かせてよ!」

羅刹「あ、うん…わかった…」

羅刹「それでは、実機画面の表示に移ろう!」

🍣「これは…精衛真人?」

🍣「実際に知っているわけでも仙人に会ったこともないけど。彼女の活躍については聞いたことがあるよ」

羅刹「君のお母上と師匠は仙人の弟子じゃなかったかい?」

🍣「そうなんだけど~二人が仙人について言及したことはないんだよね」

羅刹「(不思議だ、精衛…僕がこれまでみた仙人とは異なるようだが?)」

🍣「あ、見て羅刹人、アタシとあんただよ」

羅刹「…」

🍣「ねぇ羅刹人、あんたのセリフめちゃくちゃ長いね…アタシのこと可哀想だなって思ったことない?」

羅刹「心配する必要はないよ素裳、これは未来の出来事だ。続きは各々自分で確認していってくれ」

羅刹「…この物語は男が多すぎる」

🍣「この肖像画はこれまでの画像とは異なるみたいだね」

羅刹「ああ、これは本作から新たに追加されたシステム『伝記の館』だ。物語の進行と共に登場人物の略歴が都度更新されていく。中には物語で語られない重要な情報があるかもしれないね」

🍣「ただ閲覧するだけで更新されていくの?他に条件とかはないの?」

羅刹「ああ、だから定期的に確認しておくれ」

羅刹「楽しかった時間も終わりが近づいているようだ」

🍣「そうだね!アタシもそろそろ剣の修行しなきゃだし」

羅刹「それでは今回の劇場はこれにて終わりとする。近い未来でまた会えることを願っているよ」

🍣「じゃあね~」

精衛「すいません、少し遅れてしまいました」

精衛「これからあなたと会う機会はたくさんあるでしょう」

精衛「またお会いできるのを楽しみにしています。」

 

一折「試剣」完結記念:質問コーナー

~『神州折剣録』質問コーナー~開幕!

🍣「みなさま、ようこそお越しくださいました~」

羅刹「『神州折剣録』一折「試剣」が完結したね。おめでとう。おめでとう。」

🍣「アタシこの一折でかなり苦しんだんだけど、ビンタされたり、拘束されたり、致命傷負ったり…」

🍣「羅刹人あんたはいいよね、牢屋でも飲食自由だし。とくに話すこともないし爪でも磨いておけばいいよ」

🍣「というかなんであんたはあんなに待遇が良かったの?」

羅刹「素裳、神州にはある古い言葉がある、曰く『塞翁が馬を失ったがそれは幸福ではない;塞翁が馬を得たがそれは災いではない』」

羅刹「今の自分ばかりをみてはいけない。神州にきてから予感がするんだ、まるで至高の存在が僕を見ていて、僕にとんでもないことが降りかかるような」

羅刹「祝福と災禍は表裏一体、今は幸運に見舞われているけれど、すぐにも不運となるかもしれない」

🍣「本当?じゃあこれからアタシは幸運になるってことだよね!」

羅刹「うーん、こればっかりは『神州折剣録』次第だから…でもまあ期待くらいはしてもいいと思うよ」

 

羅刹「第一折完結後、初めての質問コーナーが設けられたわけだが、熱心な読者から数百にものぼるお便りが届いている」

羅刹「これから僕と素裳でお便りを選んでいき進行を行う」

🍣「うんうん!アタシの分担は何かな」

羅刹「回答は僕がするから、君はお便りを読むのを手伝ってくれ」

🍣「え、お…うん…」

🍣「どれどれ」

🍣「羅刹人、この文字ってどういう意味?」

羅刹「すまない、そのことを失念していたよ…僕がやろう」

  • Q:どうして七人の弟子達は師匠を殺害したの?
  • Q:戦闘力と体力MAXのフカが七人の弟子ごときに殺されるものなの?
  • Q:この物語の主人公-素裳はこの後どこに向かうの?

羅刹「皆、物語の展開が気になるようだね」

羅刹「これらの質問が非常に多かったのだが、残念ながらネタバレを多く含んでいるためここでは回答できない」

🍣「ネタバレ聞いちゃうと面白くないもんね」

羅刹「その通りだ。そしては僕たちは普通の人間なので未来を知ることもできない」

羅刹「ということで回答できるものを選んでいこう!」

  • Q:神州は独自の対崩壊組織を持つ程に発展したのですか?
  • Q:数千年もの間、神州には対崩壊としてフカが存在していたのに、どうして対崩壊組織が存在していないのですか?神州の世俗体制が神州を統合するだけの能力があるのだから、ヨーロッパの天命のような組織の発生が無いのは不合理だと思います。
  • Q:太虚剣気を改定して”武功秘蹟”のような形式で普及して人々の対崩壊能力の増強に貢献したりはしなかったのですか?

🍣「またこの崩なんたら…この質問ってどういう意味なの?」

羅刹「恥ずかしながら、僕は神州について明るくない」

羅刹「500年間、天命は神州に対して不干渉の原則を常に守ることで神州と友好関係にある」

羅刹「現代の神州にて発展している最高技術では機械兵器が対崩壊の主力だろう」

羅刹「組織に関しては…六大武術流派は500年たった今も健在だ。太虚剣派などは数百年もの間崩壊獣やゾンビを相手に戦っている」

羅刹「精衛の太虚剣気は500年後には失われている。六番弟子の馬非馬が多くの功績を残しており、彼の残した太虚剣派-太虚真訣が一般に太虚剣気の正統後継であると考えられている」

羅刹「以上が3つの質問に対する回答になる」

🍣「……」

🍣「羅刹人」

🍣「あんた言ったよね、僕たちは普通の人間だから未来を知ることは出来ないって」

🍣「それなのに500年後云々は一体どういうことなの!」

羅刹「いや、それは…予測できることもあるということだ…ハハ」

羅刹「これはただのミニ劇場だ!細かいことは気にするな!」

羅刹「では次の質問だ!」

  • Q:軒轅剣と剣意の関係性はどういうものなの?
  • Q:凌霜はどのくらい強いの?太虚剣神が使えるけれど剣意は習得していないの?また剣意とは何なのか、神の鍵との共鳴?
  • Q:七人の弟子ということは軒轅剣も七本なんですか?軒轅剣は大量生産可能なんですか?全部同じ形状なんですか?実は形状を変えられるんですか?

🍣「…今回の文字は分かるけど、全部理解できてないことばっかり。」

🍣「ねえ羅刹人、アタシここに存在してる意味ある?」

羅刹「えっと、マスコット的な存在としてなら?」

🍣「…うぃ」

🍣「じゃあね…」

羅刹「素裳──」

羅刹「……」

羅刹「申し訳ない、ええと…僕1人で皆の質問に答えなければならなくなってしまったようだね」

羅刹「剣意について詳しく説明するには、まず軒轅剣について理解しなければならない」

羅刹「軒轅剣とは“支配の鍵”と呼ばれる特殊な機構をもっており、所持者と共鳴後に形成され、更に崩壊エネルギーを集中させることで形状を変換することが出来る」

羅刹「精衛は世間がこの変換行為を理解できるよう“剣意”という名称で太虚剣気システムに組み込んだんだ。本質的に他の四蘊とは関係がなく、1つの武学というわけでもない」

羅刹「凌霜が剣意を習得出来なかった理由が未だ不明だ。仙人が亡くなる以前、凌霜は“小上仙”と呼ばれ、武の世界では精衛に次ぐ実力者と目されていた。」

羅刹「では次の質問に…うん???」

精衛「こんにちは」

羅刹「精衛?…ど、どうやってここに?」

精衛「さっき向こうで少女に出会い、文字が読めるかと問われたのです。心得ていると答えると、彼女はこの場所へ来て助けてほしいと頼んできた次第です。」

精衛「ということで少しだけであれば私が読みましょう」

羅刹「(素裳の幸運はこれで尽きただろうな…)」

羅刹「ふむ、そういうことなら精衛仙人にぴったりの質問をさせていただこう」

羅刹「Q:仙人を除いて、神州で最強なのは誰?」

羅刹「さて、この質問には答えられるかな?」

精衛「申し訳ありません、私は武術やその順位に全く興味がなく、よく分からないのです」

羅刹「そうか。(これは…私の中の知識でも分からないな)」

羅刹「…素裳がここに居ないのが残念だ。彼女ならこの手の話題が大好きだろうに」

🍣「ふふん、アタシならココに居るよ!」

🍣「ついにアタシの出番ってわけだね!」

🍣「仙人を除けば、世界最強はアタシの師匠だと思ってるよ、精衛の再来“無上自在”凌霜こそ世界一ってね」

🍣「でも師匠は長いこと隠居の身なんだ。だから世間だと世界最強の議論が3つの派閥に分かれてるの」

🍣「ある人は太虚門“仙人の一番弟子”林朝雨こそ最強、またある人は“無双仙子”蘇湄こそ天下無双、」

🍣「そして“不死の”馬非馬こそ無敵と唱える人もいる、六番弟子馬非馬は中原で目覚ましい戦果を挙げただけじゃなく様々な武術を開発しているし、武学の祖先であると言われているの!」

精衛「ふむ、そうだったのですね…どうやら私の弟子は皆優秀だったようです」

🍣「高名な師匠は優秀な弟子を排出するからね!言ってみればアタシもあなたの弟子みたいなものだよ」

精衛「ふむ…」

精衛「私は過去のことを覚えていません。思い出さない方がいいと分かっているのに、どうしてかそんな気持ちになれない…」

精衛「…」

精衛「少女も帰ってきたようですし、この場はお二人に戻しましょう。さようなら」

羅刹「待ちたまえ。読者は君の登場を心待ちにしているんだ、この場でいくつかの質問に答えては貰えないだろうか?」

羅刹「

  • Q:フカはいつ石室から出てくるの?
  • Q:フカはオリジナルの軒轅剣をいくつ所持しているの?

精衛「軒轅ですか…多いときで100程度だったと思います。資格のあるものに授けたり、戦闘中に破損したり、崩壊を鎮圧するのに使ったこともあります。」

🍣「え?こんな宝剣が100本もあるんだ!」

精衛「はい、ただ宝物とはいえ本来の能力を発揮できなければただの装飾品にすぎません」

精衛「石室は…すでに数か月前に離れていて、その後すぐに出立したのでご挨拶ができていませんでした」

精衛「ふむ、どうやら長居しすぎたようですね。2人とも身体には気を付けて、それではまたいつか」

精衛は微笑み、姿を消した

精衛「──どこで自身を見直そうか?まるで四方が水に囲まれた空に居るようだ」

🍣「行っちゃったね」

羅刹「行ったみたいだな」

🍣「彼女は孤独なんだね」

羅刹「彼女は孤独の人であり、孤独の路をゆく人だからね」

羅刹「でも読者の中に彼女を知っている人が居る限り、ある意味では孤独でないし、彼女が寂寥感を覚えるとも限らない。ことわざにもあるだろう、知己を得る、天涯比隣、とね」

🍣「…アタシ見送ってくる、彼女が行くのをみてたらなんだか悲しくなってきちゃった」

羅刹「(また僕1人になってしまったな)」

羅刹「よし、精衛も去ってしまったし、皆ももう質問の気分ではないだろう」

羅刹「では、簡易的な質疑応答に移ろうと思う」

羅刹「Q:オットーの虚空万象は他の神の鍵やムーンライトスローンの情報を持っているのですか!他にもフカの太虚剣気を訓練兵に適用できたりしないんですか!

そんなに重要なことではないが悪くない質問だ!」

羅刹「ふむふむ!虚空万象はあらゆるものを内包しているからね神の鍵やムーンライトスローンの情報も勿論ある」

羅刹「ただ、虚空万象のインデックスにアクセスすると酷い頭痛がね…」

羅刹「想像してみてくれ:図書館で本を探しているが索引も表紙も存在せず、ただただ1冊1冊ゆっくり読んで目的の本を探す様を…」

羅刹「虚空万象は常にこんな条件であり、おまけに掘り出す資料が多すぎて、目的の文書を探し求めるのが非常に大変なんだ」

羅刹「Q:ヴィジュアルノベル-ネゲントロピーを読んで、オットーが虚空万象で複製した物体は全て金色でしたが、神州折剣録で複製したグラスとお酒はなんで金色じゃなかったんですか?」

羅刹「これはまあ、美術的な表現だね…分かって貰えると思うけど、金ピカすぎるのは見栄えが悪いじゃないか」

羅刹「視覚需要に合わせるため、不要な設定表現を一時的に犠牲にしたんだよ、ただそれだけのことさ」

羅刹「Q:オットーはこのとき40歳くらいでしょうか?すでに魂鋼の肉体だったんですか?」

羅刹「おや?この質問者は僕のことを良く知っているね。たしかに、この物語の時代だと僕は50歳くらいだ…」

羅刹「ただし黒淵白花を研究することで、僕は自身の肉体を青年のまま維持する方法を発見したのだよ!」

羅刹「魂鋼のほうは…?まだ虚空万象でその資料を得ていないようだね。でも君は僕に重要なことを思い出させてくれたようだ」

羅刹「Q:オットー、あなたはずっとカレン復活のために行動してきたようですが、その間天命主教としての活動はどうしていたのですか?オットーヴェラに一任させるわけにはいきませんよね?」

羅刹「僕はとても長い時を生きている、最先端の経営科学を駆使して天命の組織構造を改革し、僕1人が全てを行う必要なくある程度自力で運営できるようにしてあるんだよ」

羅刹「ヴェラには僕の行うべき管理業務を分担してもらっているが、専門的なことは支部の人々に任せた方がいいからね、いかがかな?」

羅刹「それでは最後の質問だ!」

羅刹「Q:羅刹人の背負っている棺桶の中身はカレン?それとも名称として出てきたユダ?」

羅刹「これにはアポカリプス家の家長として答えさせていただこう──」

羅刹「…」

羅刹「(答えたくないなあ、これは降りたいなあ)」

羅刹「オホン──アポカリプス家の家長としての回答はこうだ:お答えできない。お答えできない」

羅刹「…」

羅刹「これにて今回の質問ミニ劇場は終了とさせていただきますお越しいただきありがとうございましたまた次の回でお会いしましょう」

羅刹「(もう二度と1人で出演なんかしないぞ!…一刻も早く素裳に読みを教えなければ…)」

 

二折「神剣」完結記念:質問コーナー

~『神州折剣録』質問コーナー~開幕!

🍣「いつも愛読ありがとうございます。神州折剣録第二折も無事に完結を迎えたよ。三折のことは言いにくいし…

精衛「今回のミニ劇場は私と李素裳が進行を務めます」

🍣「そして今回のメインテーマは『神州武術』…羅刹人じゃあ語れないテーマだね」

精衛「でも私にとっても20年後のことですし、正確なことを知っているとはいえませんね」

🍣「大丈夫、ここにあらゆる武術に精通したアタシが居るんですから!」

 

精衛「1つ目の質問はこれですね…物語でたびたび言及されている『六大宗門』これの6つの派閥とはなんですか?」

精衛「ふむ、これは作者が今後のアップデートで追々明らかになると言っていたのを覚えています」

🍣「はい、でも大筋にはそんなに関係ないから今さらここで明らかにしても構わないってことで──アタシが注文したんです」

🍣「だから今回のコーナーは…気楽に聞いてください」

精衛「六大宗門?といえば…私の時代だと『五大派』というのが一般的でしたね」

精衛「…この手のことはだいたい朝雨が対応してくれていたので、私の知識不足を許してください」

🍣「問題ないです。確かに以前は五大派:少、武、墨山、蓮華派と羅家でした。かつて羅家に不幸がおこり武術界が一躍不振となった際、五霊山が同盟を結び五大派となったんです」

🍣「そして仙人のつくった太虚剣派は人数こそ多くなかったものの、世間では尊敬され、後にその中に加わり六大宗門になったんです」

🍣「林朝雨が門主となり弟子を束ねた後、太虚剣派はその地位を更に盤石なものとします」

精衛「なるほど…このようなことがあったとは。最初に太虚剣派をつくったのはただの気まぐれだったのですが、朝雨が若すぎたこともあって私は彼女の言うことを真に受けていなかったのでしょう、まさか彼女がここまで真剣に行動しているとは」

精衛「門派とはそれほどまでに重要なことなのでしょうか?」

🍣「とても重要です。門派とは武人にとっての帰る場所、まさに第二の家族なんです」

🍣「アタシも幼い時に言われました『私は弟子などいらない、門派の名前も不要だ!』…まあそのあと師匠は無上自在門をつくってくれたんですけど」

🍣「だから未だにアタシのとこは2人しか居ないんです、でもそれで良いんです」

🍣「おっと、話がそれちゃった」

🍣「『六大宗門』というのは誰もが知っている少と武の二大宗派に加えて…墨山は独自の剣術と奇術を用いており、最近の拳法家はほとんどこの剣宗出身です。なかでも、初代『剣聖』はアタシたち太虚派と関連があると言われています」

精衛「…そういえば。ある少年が血縁争いのため弟子にしてほしいと再三頼み込んできたことがありました。けれど彼の才は貧弱であったため私は全て拒絶しました。太虚剣気を復讐に使うことはできません、もっと強大なものに立ち向かう子どもたちにしか成せないのです」

🍣「はい、彼はその後墨山へと行きました、彼はこっそりあなたから剣形一式を学んでおり、それが墨山で評価された理由ともいわれています」

🍣「蓮華派は…アタシはあまり良い印象がないですね、結局閻世羅に負けてますし。ここの内功は独特で皆異なっており、拳法や足技、”黒蓮華”と呼ばれる暗器を得意としています。ふん、背中を刺すなんてアタシは好きじゃないです。」

🍣「羅家については衰退後、アタシも良く知りません、五霊山の連盟についても複雑すぎてアタシだと全部を語ることはできません。」

🍣「これらにお祖師様の太虚剣派を加えることで神州の六大宗門となります。」

精衛「こういうことだったんですね。」

 

精衛「Q:人物資料に登場する『武経綸』とは誰ですか?」

🍣「武の道における世間でいうところの先輩みたいなものかな?アタシが生まれたころにはもうこの世を去ってたみたい、あとお父さんはあまり好きじゃないとか」

精衛「ええ、痩せた狼のような風貌の老人で、『武を思い武を鍛錬せず、これすなわち全たる武経綸』と自称していたそうです」

精衛「彼は2年ほど太虚山に住んでいたのですが、何をするでもなくただ弟子たちの鍛錬を眺めているだけでした。ある日突然手を叩いて大笑いした後に下山し、以来私は1度も目にすることがありませんでした。」

🍣「うーん、彼はそれだけで学んだのかな」

精衛「いえ、あの老人は武術を知りません、おそらく…ただ『武』を思うことだけに喜びを感じるのでしょう。朝雨が言うに彼はその後太虚剣気をある4文字で表し神州全土に広めたそうです。」

🍣「『一武概全』…アタシもそれは覚えています。太虚剣気は世界中の武術を網羅している!みたいな評価でしたよね」

🍣「ちなみに、我が家の飛燕功は彼に『飛燕、燕にあらず、普通の人間』とコメントされています…お父さんは李家が見下されたと思い、今でもご立腹です」

 

🍣「次の質問は…あ、アタシのお父さん李紳がなぜ『川公子』と呼ばれているのか!です」

精衛「素裳のお父様ですか?…彼は孤独な生活のなかで育ったようですが、今では家庭を築けているようで何よりです。」

🍣「ふふ~お父さんと母様はとても優しいんです!我が家では母様の立場が強くて、家族の全てにおいて最終決定権を持っているんです。」

精衛「『川公子』とは彼が身勝手で自堕落だったからでしょうか?」

🍣「…若かりし頃のお父さんはそんな感じだったんですか?アタシたち李家は川中の名門で、公子と呼ばれる習わしがあったんです。」

🍣「当時だと『九山六派十三村、四賢四仙三公子』なんて言われたりもして、最後のがアタシのお父さん李紳のことです。世間的に有名な『燕公子』趙昀、『湘公子』花榭と並んで『三公子』と呼ばれているんです。」

🍣「彼らは今でも仲の良い友人で、アタシが幼い頃はよく趙おじさんと花おじさんが遊びに来ていました。」

🍣「そのときに花おじさんがどうして背の高い帽子と長いタッセルを付けているのか知ったんです。帽子をとると、明らかにお父さんと同い年なのに…ああ…」

 

精衛「次はこれですね…『閻世羅』。驚きました、今でもこの名前を憶えている者がいるとは」

🍣「彼は有名ですからね!今や『世界事変』、『武術伝説』みたいなもんです」

🍣「結局、仙人に次ぐ『世界二位』でしたが、その行いは素晴らしかったと聞きます。玉蓮台にて正道をもって魔教に攻め入り、その2年後に墨山剣聖と共に7つの剣法を編み出したり、剣をもって悪を懲らしめたり、墨山では100年間敗れたことはなかったとか」

🍣「彼とその妻との相思相愛のお話もこれまた良いんです!妻が閻世羅の腕の中で息絶えるシーンを聞いて、アタシは語り手が引くほど大声で泣いちゃったんです。」

精衛「しかし私の知る彼はただの狂った罪人です。もはや救いがたく、悪意に満ちた手段で世に害なす怪物を生み出そうとしていました」

精衛「いえ、忘れてください、私が知る内容は世が望むものではないかもしれません、是非は人々が決めるものです。閻世羅は死にました、崩壊は訪れなかった、これで良いでしょう。」

🍣「う、まあ閻世羅のお話もしばらくは語り継がれるかもですが永遠ではないと思います。不滅である仙人のあなた程じゃないと神州全土の人々には語り継がれません。」

精衛「私の物語ですか…それをお見せするにはもうしばらく待ってもらわなければなりませんね。」

 

🍣「今回の質問コーナーはこれにておしまい、皆さまお越しくださりありがとうございました、また次の機会にお会いしましょう!」

精衛「さようなら」

 

おまけの神州折剣録

最新章で識ちゃんとお寿司ちゃんが喧嘩してたけども…

あの感じだと識ちゃんの言う剣の化物ってのは凌霜のことよね

そもそも現お寿司ちゃんが師匠は自分よりも凄いみたいなこと言ってたし

馬非馬が手も足も出ないんだから本当に次元が違うんだろうなと…

 

凌霜の設定本当大好きなんで本編でも触れてほしいところ

それかスターレイルに出演とか