現在、事前登録受付中のソシャゲ「アビス・ホライズン」
艦これだけでなく、アズレンをも吸収しています。
※公式twitterより転載
というわけで、もはや文化になった艦船の擬人化。
今までと異なるのはアズールレーンを吸収していることです。
これまでの艦船擬人化は基本的に艦これの二番煎じといったものがほとんどでした。
ところがアズレンの登場により、二番煎じでも、スマホに適したシステムの導入で新たな地位を獲得することが可能と証明されることに。
ということでこの新作アプリ「アビス・ホライズン」は新システムを導入しつつ、艦これとアズレンのシステムをも導入しています。
(光と闇があわさり最強に見える・・・)
※現在βテストが開催されています。参加者には先行実装「信濃」がプレゼントされるとのこと。
システムとか
有名サイトや公式で紹介されているプレイ画面から考えるに、
基本システムは艦これAC+シューティングでしょう。3Dをガッツリ使用しているためGPUが貧弱な端末でのプレイは厳しそう。
他UIなどをざっと見た感じでは・・・
- 敵含むキャラデザイン ⇒艦これ
- ボム含むコントローラー⇒アズレン
といった感じでしょうか。見慣れたUIが目立ちます。
プレイの口コミ
テスターにはなれなかったので、あくまで口コミからの情報をまとめると・・・
- まんま艦これAC(劣化版?)
- 敵にセイレーンみたいなのがいる
- 操作性が非常に悪い
- AIの頭が悪い
プレイする側として気になるのは操作性。どうやらゲームパッドやエミュに対応していないとのこと。操作性が悪いというのは、ソシャゲにとってかなりの致命傷です。
現在、セルランで上位にいる顔ぶれをみれば分かりますが、日本で流行るソシャゲは分かりやすいUIと操作性が重要です。これらを伴っていないと、どれだけ面白い内容であっても流行ることは出来ません。
建造システム
もう一つ頻繁に目にした内容で気になるのは、建造システム。これが艦これを基盤としているのに、いろいろと制約がついています。キャラゲーとして売り出したいのであれば、この建造システムには細心の注意をはらうべき。
艦これの場合、建造には4種の資源を使用し、これらの配分からテーブルが決定されます。これが男子のツボを押さえており、サービス開始当時は「この配分だと金剛型が出やすい」だとか「長門をこのレシピでゲットできた」などで大層もりあがりました。
資源自体は自然回復+遠征で無限に獲得できつつ、計画的に使用する必要がある丁度いいバランスだったのもレシピ探求が盛り上がる要因となりました。
これがアズレンの場合、建造はあらかじめテーブルが分けられており、全てキューブ+資金を消費して行います。ソシャゲであることから、建造システムを簡易化するという試みは問題なく受け入れられることに。キューブこそ無限に獲得できるという品ではありませんが、建造でしか使用しないため余り気味になる代物。資金は自然回復をはじめ様々な手段で入手可能ということで、新規も簡単に理解できるシステムが受け入れられたのでしょう。
一方でアビス・ホライズンはソシャゲでありながら艦これタイプの建造を採用している模様。個人的にこれは悪手ではないかと考えています。
当時の艦これは、長く遊ぶことを前提としたシステムを優先的に採用していました。(しかも1年くらいでサービス終了することを念頭においたもの。)それが口コミで広がり、爆発的にヒットすることとなりました。しかし、これが現代でうけるかと言われると非常に微妙なところ。最近の流行を考えると、すぐに一定の満足度がえられないゲームは新規の獲得が難しく話題になりづらい傾向にあります。かといって課金するかどうかは、ゲームの楽しさを理解するまで手が出しづらい。これらの要素が双方の足を引っ張ってしまうことが懸念されます。
まとめ
まあまあ面白そうではありますが、流行るかどうかは微妙なところかと。アズレンが流行った背景には、【プレイしやすいUIと環境+無課金で楽しめる設計】があったからだと思います。パズドラが初期から複雑なシステムだったら流行らなかっただろうし、艦これも課金ガチャで設計されていたら、1年で終了していたでしょう。
PVを視る限りでは、「プレイしやすい」とは言いにくい感じ。
くわえて、既に日本のソシャゲ産業は飽和状態にちかいため、ガチャ要素が強いソシャゲはどうしたって新規を獲得しにくい状況にあります。
このあたりを上手く調整した良ソシャゲになれば、擬人化業界の競争に食い込むこともワンチャン?