潰れるのはほぼ確実だと思っているし、潰れてくれないと困る。
あんなサイトのせいで電子書籍が廃れるのは悲しい・・・
ちゃんとした電子書籍は、今や紙に勝るとも劣らない代物になっています。
(タブレット横持ちでの操作感は、まるで紙媒体。)
出典:こいとうたたね(1)(電撃コミックスNEXT)
過去の事例
明らかに著作権違反を行っている漫画村。一部では「誰かがアップロードした画像リンクをまとめているだけ」だから違法ではないと囁かれていますが、どう考えたって違法です。
というか、過去にリンク集でありながら逮捕者を出したサイトが存在します。
ここもかなり有名な海賊版サイト。googleで書籍名を検索するだけで1ページ目に表示されるくらいの認知度です。
このケースでは大手出版社6社が手を組むことで、取り締まりに成功しています。この辺りは現在の漫画村問題と類似しているので、出版社が連携をとるシステムは健在のようです。
「はるか夢の址」は基本的にリンクのみの集合体であり、利用者がダウンロードして海賊版を閲覧する方式をとっていました。
つまりpro版の登場した漫画村とほとんど同じ形態と考えて問題ないのでは?
ちなみに・・・
違法にアップロードされたものを、そうと理解してダウンロードすることは犯罪だそうです。
漫画村が潰れたあかつきには、pro版に登録している人も何かしらのペナルティがあると良いですね^^
いつ潰れるか
これが最大のポイント。漫画村が潰れることはほぼ確定として、いつ潰れるのか。
というのも「はるか夢の址」は結構な老舗サイト。記憶の限りではありますが、学生のころから目障りだったので、少なくとも10年は運営されていたのでは?
当時は、youtubeやニコニコに違法アップロード動画が大手を振って存在した時代なので、対応策が遅れていたというのもありますが、運営者の逮捕が去年であるのを考えると検挙にかかる時間が膨大であることがうかがえます。
前例を考えると、2~3年は確実に存在し続けるでしょう。
利用者の多さからして、既に何かしらの対策案が動いているはずです。
が、そう簡単に潰せるような案件ではないでしょう。
何故Kindleを使わないのか?
なぜ漫画村のような怪しいサイトを利用するのか理解できません。
「スマホで読みたい」、「本はスペースをとる」などの理由はKindleで解決します。
Kindle版なら、漫画版より割安で購入可能。1冊550円なら藤井六段の昼食代以下。課金ガチャ2~3回くらいの値段です。
さすがに老舗アプリということで、快適に使用できます。無料アプリにありがちな広告も表示されません。しかも書籍を端末間で共有できる優れもの。
漫画だけでなく、小説も充実。最新のラノベもばっちり揃っています。
ただし・・・
確かに不満点も存在しています。
不満①:Kindle版の発売が遅い
上記、狼と香辛料の場合、実は1ヶ月ほどのラグがあります。ふざけるな。
中にはラグのない書籍もあるのでしょうが、これでは暗に「電子が紙に劣る」という印象を植え付けているようなもの。
不満②:対応していない本が存在する
マイナーなコミックの場合、Kindle版は存在しません。アマゾンで正式に取り扱っていないのが問題?(そういえばFate/Apocryphaも紙媒体で購入させられました・・・)
こういった本に限ってサイズが大きい問題。これこそ電子書籍で扱うべきでしょう。
また、過去の名作に対応していないという無能ぶり。
文学少女くらいの出版日なら、対応していますが・・・
半月は対応していません・・・本当にふざけるな。
半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)
- 作者: 橋本紡,山本ケイジ
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 文庫
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青空文庫ではありませんが、過去の名作こそ、電子で広く普及させるべきです。
まとめ
漫画村は法的に処分されても文句のいえないサイトです。「利用だけなら合法」と安心していると痛い目にあうかもしれません。
そして、出版社は電子書籍の充実を頑張ってください。とりあえずはKindleが最も広く利用されているはずなので、もっと便利にアップグレードされれば利用者も増えるはず。
権利関係や手続きでいろいろ支障があるのも理解出来ますが、そうやってまごついているから違法サイトに出し抜かれてしまうのです。
アプリの構成自体は非常に良いので、あと一歩痒い所に手が届けば、電子書籍の地位をさらに拡大できるのではないでしょうか。